FAQ-20 Originがクラッシュした場合どうしたらいいでしょうか?troubleshooting-Origin-crash
最終更新日:2022/5/17
Originがクラッシュ、フリーズ、応答なしになった場合、ここの記述されているトラブルシューティングをお試し下さい。これらの解決方法は、提示された順番に試すことが前提です。例えば、これらのうち一つの方法を行って、対応できなかった場合、次の方法に移ってください。
 | クラッシュやフリーズが発生してプロジェクトを保存できなくなった場合は、Originの自動保存機能が有効になっていると、大量の作業を回復できます。こちらのFAQ:をご覧ください。
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ステップ1:エラーレポートダイアログを使用してクラッシュレポートを送信する
Origin 9.1以上のバージョンでは、クラッシュしたときにクラッシュレポートを送ることができます。OriginLabが詳細について調査し、メールアドレスをある場合には、フォローアップを行います。クラッシュレポートをテクニカルサポートに送るには、次のダイアログが表示されたときにレポートを送信ボタンをクリックします。
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Notes:インターネットが不安定で、レポートを直接送れない場合、このレポートには何が含まれていますか? をクリックして、クラッシュレポートの詳細をZIPファイルとしてエクスポートし、インターネットが安定している環境で、zipファイルを他の情報とともにお送りください。
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エラーレポート ダイアログが見れない場合は、ステップ2をご覧ください。
ステップ2:デバッグ情報を送信する
Originがフリーズすると、エラーレポートダイアログが表示されずにハングしたりクラッシュしたりします。以下の手順でデバッグ情報を送信することができます。
Minidump
Minidumpは、Originで何が問題になったのかを調査するのに役立つ推奨される方法です。
Minidumpファイルを作成し、以下の手順で私たちに送ってください。
- プロセスエクスプローラ(Microsoftのテスクマネージャの上位版)をダウンロードします。
- http://technet.microsoft.com/en-us/sysinternals/bb896653.aspx
- Originを起動し、問題を説明する手順を実行します。
- ステップ1でダウンロードしたツールを解凍(展開)して、procexp.exeを実行します。
- 開いたダイアログで、Origin EXEファイルを右クリックしてメニューからDumpを作成 > Minidumpを作成を選択します。
- *.dmp ファイルが保存されるので、ZIPファイルにしてテクニカルサポートまでお送りください。
デバッグログ
minidumpファイルが役に立たないことを確認した場合、以下の手順でデバッグログファイルを送信することができます。
- Originを起動します。
- ウィンドウ:スクリプトウィンドウを選択し、開きます。
- スクリプトウィンドウに、以下のスクリプトを入力し、Enterキーを押します。
@log=1
- Origin_Log.txtファイルとその場所はスクリプトウィンドウに返されます。 これをメモしておきます。
- Originを終了し、Originを再起動してデバッグログファイルの生成を開始します。
- 問題のトラブルシュートに従ってください。
- デバッグログファイルを送信 してください。
- @logでログを有効にしたあと、Originを5回以上使用すると、ログが自動的に無効になります。
その他の注意事項:
- Origin 2019以前のバージョンでは
- 次のスクリプトを実行して、ログを有効にします。
debug_log 2 ログファイルの場所がスクリプトウィンドウに表示されます。
- 次のスクリプトを実行して、デバッグログファイルの生成をオフにします。
debug_log 0
- debug_log 2コマンドはログ取得をオンにし、セッション間で2MB分のデータを保持します。
- Originを起動するたびにログを有効にしてログファイルを書き換えるには、代わりにdebug_log 1を使用します。
- ロギングの現在の状態を表示し、デバッグログファイル名と保存場所を見つけるには、debug_logを使用します。
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ハードクラッシュはしていませんが、引き続きOriginを正常に実行できない場合は、ステップ3に進みます。
ステップ3:DLLを変更する
起動後にOriginがクラッシュする場合は、古いMS DLLが原因である可能性があります。以下の操作をお試しください。
- Windowsのタスクバーの検索ボックスでコントロールパネルと入力して、表示された結果から選択します。
- プログラム> プログラムと機能を選択します。
- 実行中のOriginのバージョンに応じて、以下の表から必要なMS再配布可能ファイルを探します。通常、Microsoft Visual C++ xxxx Redistributable xxxxxxxxという名前が付いています。
- 必要なDLLが見つかったら、右クリックしてコンテキストメニューからアンインストールを選択します。プロンプトが表示されたら、PCを再起動します。
- Originのバージョンによって、必要なすべてのDLLインストーラをダウンロードし、再インストールします。
これで解決しない場合、ステップ4を試してください。
ステップ4:初期設定のプリンターを変更する
HPプリンタドライバの競合の報告があり、多くの場合、次のような症状が出ます。
- 作図の詳細ダイアログが開かない、もしくは開くまでに数分かかる
- コードビルダが開かない、もしくは開くまでに数分かかる
これが発生した場合は、プリンタドライバを別のローカルデフォルトプリンタに変更し、Originを再起動します。
これで解決しない場合、ステップ5を試してください。
ステップ5:最新のパッチをインストール
Originバージョンで利用可能な最新のパッチ(サービスリリース)をインストールしていることを確認してください。ヘルプ:アップデートのチェックを使用してパッチを確認したり、弊社のウェブサイトにアクセスしてパッチをEXEファイルまたはZIPファイルとしてダウンロードしたりすることができます。
これが当てはまらない場合や、パッチを適用しても問題が解決しない場合は、ステップ6に進みます。
ステップ6:一時ファイルの削除
- Originメニューのウィンドウ:スクリプトウィンドウを選択します。
- 以下のスクリプトをスクリプトウィンドウに入力しEnter キーを押すと、OCTempフォルダを削除すると、OriginCはすべての新しいソースファイルを使用します。
del -occlean
一時ファイルの削除では解決しない場合、ステップ7を試してください。
ステップ7:ユーザファイルフォルダの変更
- スクリプトウィンドウで、レジストリ内のユーザフォルダパスの値をクリアするために以下のスクリプトを実行します。すると次にOriginを起動するときにはUser Filesフォルダがリセットされます。
del –path
- Originを閉じます。
- Originを再起動します。ローカルドライブの新しい空のフォルダをユーザファイルフォルダとして指定します。
ユーザファイルフォルダの変更では解決しない場合、ステップ8を確認してください。
ステップ8:ファイル固有のクラッシュか確認
特定のファイルが原因でクラッシュすることがあります。たとえば、プロジェクトファイルが壊れている場合、クラッシュや未応答を引き起こすことがあります。
クラッシュがファイル固有の問題かどうかを確認するために、小さいサイズの新しいOriginプロジェクトでクラッシュするか確認してください。
クラッシュがファイル固有の場合、破損したファイルを送信し、修正を依頼できます。
ファイル固有の問題ではない場合、ステップ9を確認してください。
ステップ9:システムチェックの実行
コンピュータがウイルスなどに感染していると、Originがうまく動作しないことがあります。アンチウイルスソフトが最新版で動作していることを確認し、システムチェックを行ってから、Originの動作を確認してください。
システムチェックを行っても解決しない場合、ステップ10を確認してください。
ステップ10:Originを修正インストール
Originがインストールされたフォルダを開き(スタートメニューまたは アプリリストにブラウズ 。Windows OSによって異なります)、OriginPro X.Xファイルの追加または削除のショートカットをダブルクリックします。Origin Setupファイルが起動します(ショートカット名はバージョンによって異なります)。修正/更新を選択してウィザードのステップに従って修正を行います。
Originの修正インストールでは解決しない場合、ステップ11を試してください。
ステップ11:テクニカルサポートに連絡
上述の方法で問題が解決しない場合、テクニカルサポートに連絡してください。
キーワード: クラッシュ, 応答なし, インストレーション, クラッシュレポート, 動作停止, フリーズ
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